テレビ東京系で4月15日にスタートするドラマBiz「スパイラル～町工場の奇跡～」（月曜午後10：00）の記者会見が行われ、主演の玉木宏、共演の貫地谷しほり、戸塚純貴、眞島秀和、真矢ミキ、國村隼、そして原作者の真山仁氏が登壇した。
同作は、真山氏の「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品「ハゲタカ4.5／スパイラル」を原作に、倒産危機に陥った下町の町工場を銀行員から転身した1人の企業再生家が立て直していくヒューマンドラマ。玉木は「企業再生家として中小企業を支える役柄ですが、現場では僕自身が個性豊かなメンバーに支えられながら撮影しています。地に足の着いた、希望の持てるような作品になっていると思います」とあいさつすると、続けて貫地谷も「食事シーンではみんなでクリームコロッケの奪い合いになって、うまく映像が撮れないことがありました（笑）」と語り、良い雰囲気の中で撮影が順調に進んでいることを報告した。
現場でのエピソードを聞かれると玉木は、「戸塚くんがけん玉を持ってきていて少しはやっています。（共演の）福士誠治くんがとんでもなくうまくて。悔しくなってその場ですぐにマイけん玉を注文しました。昨日届いたところです」と笑顔を見せた。また、貫地谷、戸塚、國村の3人はオセロ対決でも盛り上がっていることを明かし、戸塚が「貫地谷さんに完敗したので撮影中にリベンジしたい」と語ると、國村も「貫地谷くんになんとか勝ちたい」と闘志を燃やしていた。
玉木らとは敵対する立場となる眞島は、「僕が演じる村尾はいろいろな所に顔を見せ、それぞれで違う表情を見せるのが見どころです。真矢さんとのシーンでは気持ちよく圧倒され、行きつけの小料理屋では気持ちよく持ち上げられ、楽しくやらせていただいています」とニヤリ。真矢も「玉木さんの敵役ですが、同じく敵役の眞島さんと私も、お互い腹の探り合いをしながら撮影をしています。『そっちがそういう毒なら、こっちはこういう毒でいこう！』と、眞島さんの集中力に引っ張ってもらっています」と語った。
原作者の真山氏は「この作品は『ハゲタカ』がやってきたことを否定するような内容なんです。今回は今までとは雰囲気が全然違う。人間が主役なんだなとドラマを拝見して思い出しました。『ハゲタカ』を知っている人が一番驚く、いい意味で裏切られ続けていくだろうなと思っています」と太鼓判を押した。
