あふれる思いは隠せない? アザールがジダンのレアル復帰に大喜び

レアルのジダン復帰を喜んだアザール photo/Getty Images

今季、プレミアで32試合に出場し16ゴール12アシスト。依然チェルシーの絶対的エースとして君臨しているのがベルギー代表FWエデン・アザールだ。彼にはレアル・マドリード移籍の噂が浮上していると欧州各メディアが連日報道しているが、そんな中本人の口から衝撃の発言が飛び出した。

「ぼくはレアル・マドリードの選手ではないけれど、ジダンのサポーターとして、彼が戻ってきたことをとても嬉しく思うよ。フットボールがジダンを必要としていたからね。支持者にとっては朗報だけど、レアルとジダンが多くのものを勝ち取ってきたために他のチームからしてみればそれほど良いことではないよ。残りのシーズンはもっと複雑になるだろう」

スペイン『as』によると、アザールはEL準々決勝スラヴィア・プラハ戦を前に『Radio Monte Carlo』へこのように話したという。レアル移籍を認めたとも捉えることができるコメントだが、本人はこの後に「ぼくの将来について今は話したくない。まだチェルシーでプレイする日々が残っている」と付け加えており、あくまで去就は明言しない構えを見せている。

現所属チームの大事な一戦を前にこのような発言をするとは驚きだ。最後のコメントで保険をかけたものの、本人の気持ちはレアル移籍へと大きく傾いているのだろう。

とはいえ、この日のアザールはベンチスタートながら後半途中に投入され、股抜きを駆使した鮮やかな2人抜きドリブルを披露するなど変わらぬ存在感を示している。試合前に意味深長なコメントを残した彼だが、チェルシーでの仕事にもしっかりと集中しているようだ。

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