Vol.76議会だより

長野県伊那市 市報いな平成31年4月号

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■議会運営委員会の活動報告
議会運営委員会は、1月28日〜30日に愛知県岩倉市・石川県白山市・新潟県糸魚川市・上越市の視察研修を実施しました。

◇愛知県岩倉市
市議会サポーター制度と議会改革について
岩倉市は、名古屋市に近く人口4万7千人、面積は10平方キロメートルと全国で10番目に面積が狭い市です。
市議会サポーター制度は昨年制定され、22名が委嘱されています。任務は議会の傍聴、市議会議員との意見交換会への出席、議会運営等に関する意見や提言をする事で、今迄に52件の提言があり、委員会の着座答弁への変更はその改善事例でした。
議会報告会は年2回、意見交換会は各種団体や、議員が出ていない行政区等で昨年末迄に30回開催し、参加者は約550人でした。商業施設で若者との模擬議会や、外国人ママとお団子を作りながら悩みを聞く会を開催していました。
また、請願陳情者には意見陳述の機会を設けたり、市民との意見交換会を市内各地域で開催する事等は、参考になりました。

◇石川県白山市
議会のICT化と政務活動費の公開について
白山市は、金沢市に隣接する人口約11万3千人の大都市です。この市における議会のICT化は、平成27年度から始まりました。
本市と同様に議員全員へのタブレット配布により始まり、情報が常時入手できる事やペーパーレス化が進んだ事、更に資料の配布や修正の時間が大幅に短縮された事などがメリットとして上げられていました。一方、その利用費用の一部が議員負担となっていました。
政務活動費は一人当たり年間72万円が支給され、平成29年度からは収支報告書等のホームページでの公開や領収書の閲覧が始まっていました。

◇新潟県糸魚川市
大火からの復興状況
平成28年12月22日に発生した大火は、焼損棟数147棟、消失面積約4万平方メートルという甚大な災害となりました。災害救助法が適用され、焼け出された市民への公的支援を行うことになった糸魚川市にはふるさと納税が急増し、その寄付額は火災発生から3日間で約5500万円を超えたといいます。
また、被災者生活再建支援法により全焼被害者には国、県より4百万円の支援金が支給されました。
現在は、糸魚川市駅北復興まちづくり計画に沿って「災害に強いまち」「にぎわいのあるまち」「住み続けられるまち」の実現に向け生まれ変わろうとしています。現場は既に新しい建物が立ち並び、被災地の面影は全くなく安堵しました。

◇新潟県上越市
議員発議による条例制定
上越市議会は、独自に政策を研究・立案し、市民の意見を聴き、パブリックコメントを経て以下の3つの政策条例を制定しています。
(1)「中山間地域振興基本条例」
中山間地域の振興を推進し、市民が安全に安心して住み続けられる地域社会の実現を図る。
(2)「地酒で乾杯を推進する条例」
地酒による乾杯の習慣を広めることにより、郷土愛の醸成、伝統文化への理解の促進を図る。
(3)「空き家等の適正管理及び活用促進に関する条例」
増加する空き家の適切な管理や活用の促進を図り、市民の生活環境を保全するとともに、魅力あるまちづくりを推進する。
また、小中学生の政治や議会に対する関心を高める目的で議会傍聴、議会の学習や出前講座など議員との意見交換も行っています。

=お知らせ=
第4回市民と議会との意見交換会の報告書を3月1日に発行しました。
市役所、総合支所、支所、図書館で閲覧できます。伊那市公式ホームページでも公開しています。是非、ご覧ください。