ラムジーの後釜は誰がいい!? 英メディアがオススメする”7人”の実力者たち

アーセナルのラムジー photo/Getty Images

アーセナルは11日にヨーロッパリーグ準々決勝1stレグでナポリに2-0のスコアで勝利したが、このゲームで決定的な働きを見せたのがMFアーロン・ラムジーだ。中盤で精力的に動き、14分にはメスト・エジルらとの美しいパス交換から先制点を記録。相変わらずボックス・トゥ・ボックスの選手としてラムジーはハイレベルな選手だ。

しかし、ラムジーは今夏にアーセナルを離れてユヴェントスに加わることになっている。今回のゲームを見ればアーセナルにとってラムジーがどれほど重要な存在かが分かるはずで、ラムジーと同等の実力者を今夏に何としても加えたい。

そこで英『90min』は、ラムジーに代わる実力あるセントラルMF数名をリストアップ。アーセナルの中盤で輝きを放てるのは誰だろうか。

1.タンギー・エンドンベレ(リヨン)

まさに夢の補強と言っていい。エンドンベレは欧州の複数クラブが狙っている逸材で、足下の技術はかなり高いレベルにある。加えてパワーはラムジーを上回っており、同メディアもアーセナルにぴったりと自信満々だ。しかし獲得へのハードルは極めて高い。

2.ユーリ・ティーレマンス(レスター・シティ)

現在モナコからのレンタルでレスターに加わっているティーレマンスは、ベルギーサッカー界期待の21歳だ。すでにプレミアでは2得点4アシストを記録しており、プレミアでもある程度戦えることは証明されている。

3.ジェイムズ・マディソン(レスター・シティ)

そのティーレマンスとチームメイトのマディソンも見逃せない。セットプレイのスペシャリストとしても評判のマディソンは、プレミアの舞台でもチャンスメイクでチームに貢献できる若き実力者だ。守備や運動量ではラムジーが上かもしれないが、同メディアはリーグ戦7得点6アシストの成績を残すマディソンならばラムジー以上に得点に絡んでくれるのではと期待している。

4.ナビル・フェキル(リヨン)

ラムジーよりも攻撃的な位置で活躍する選手だが、フェキルもかなりの実力者だ。獲得は簡単ではないが、同メディアはピエール・エメリク・オバメヤン、リヨンで一緒にプレイしたアレクサンドル・ラカゼットと上手く絡めるはずと太鼓判を押す。メスト・エジルと被るのではないかとの懸念はあるが、そのリスクを負ってでも獲得する価値のある選手と評価されている。

5.アドリエン・ラビオ(パリ・サンジェルマン)

パリ・サンジェルマンからの退団が確実なものと見られているラビオは、これまで何度もアーセナル行きの噂が出てきた。ラムジーほどペナルティエリアへ飛び込んでいくタイプではないが、指揮官ウナイ・エメリとは一緒に仕事をした経験がある。実力も確かで、大きな補強になるのは間違いない。

6.ピオトル・ジエリンスキ(ナポリ)

今回のアーセナル戦にも先発出場していたジエリンスキは、ラムジーと同じく相手ゴール前へ飛び出せる攻撃的なMFだ。このゲームでも1度決定的なチャンスがあったが、得点は決められなかった。タイプ的にはラムジーの後釜に1番しっくりくる選手か。

7.エインズリー・メイトランド・ナイルズ(アーセナル)

メイトランド・ナイルズはすでにアーセナルでプレイしている選手で、今季は主に右サイドを担当している。ただしセントラルMFも担当可能で、ピッチを上下動できることは右サイドでのプレイから証明されている。さらに同メディアは足下の技術も高く評価しており、セントラルMFとして戦えるだけの能力があると考えている。ラムジーの後釜にぴったりの選手を見つけられなかった場合は、21歳の若きユーティリティプレイヤーを回してみるのも面白いだろう。

果たしてアーセナルにぴたりと合うのは誰なのか。ボランチからトップ下までこなすラムジーは貴重な存在で、できれば今夏のうちに代役を確保しておきたい。

© 株式会社FACTORIES