現在は怪我で離脱しているが、今季のリーガ・エスパニョーラでブレイクを果たしたのがレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールだ。サンティアゴ・ソラーリの下では左ウイングのポジションを勝ち取り、レアルの攻撃に縦のスピードを加える貴重な存在となっていた。
来季からジネディーヌ・ジダンの手でどんな選手へと成長を遂げるのか楽しみだが、当然クラブもヴィニシウスには高い期待をかけている。現在レアルはチェルシーからMFエデン・アザールを獲得するのではと言われているが、スペイン『as』によればヴィニシウスの成長プロジェクトを滞らせないためにアザール以外のスター選手獲得を避けようとしているという。
「マドリードはヴィニシウスが早い段階でムバッペ、アザール、ネイマールのようなレベルに達することを心に描いている。メッシやクリスティアーノ・ロナウドの少し下のレベルだ」
同メディアはこのように伝えており、必要以上な補強はヴィニシウスのプレイタイムを奪うことに繋がってしまう。アザールは左のウイングを得意とする選手だが、当面はアザールのバックアッパーをヴィニシウスが務めていく形が理想的だろう。アザールが現在28歳であることを考えると、2、3年後にポジションを奪えるような選手へとなれれば面白い。
果たしてヴィニシウスはムバッペやネイマールの領域に届くのか。そうなればロナウドの後継者はヴィニシウスと誰もが認めるはずだ。