アジアチャンピオンズリーグはグループステージ第3節まで消化したが、ここまで目立つのは日本、韓国、中国の奮闘ぶりだ。
グループEでは鹿島アントラーズが勝ち点7で首位を走り、それを中国の山東魯能(勝ち点5)、韓国の慶南FC(勝ち点2)が追いかけている。グループFでは中国の広州恒大が勝ち点6で首位を走り、2位の韓国・大抵、3位サンフレッチェ広島も同じ勝ち点6で並ぶ大混戦だ。
グループGは韓国の全北現代が勝ち点6で首位、2位浦和レッズ(勝ち点4)、3位中国の北京国安(勝ち点4)、グループHは韓国の蔚山現代が勝ち点7で首位、中国の上海上港(勝ち点4)、川崎フロンターレ(勝ち点3)が追いかける構図だ。
ここまでは本田圭佑のいるメルボルン・ビクトリーをはじめ、オーストラリア勢は元気がない。メルボルンは3連敗、グループHのシドニーFCも2分1敗で最下位に沈んでいる。
グループEではマレーシアのジョホールが1分2敗で最下位、グループGではタイのブリーラム・ユナイテッドが1勝2敗で最下位となっている。1位から3位が全て日本、韓国、中国のクラブで埋まる形となっており、韓国『スポーツソウル』も「韓日中三国志」の戦いと伝えている。
この三国志は力関係もどこか似ており、鹿島が首位のグループE、中国の広州恒大が首位のグループF、韓国の全北現代が首位のグループG、同じく韓国の蔚山現代が首位のグループHと、それぞれの国に首位チームが存在する。
グループステージ後半戦も日中韓のバトルは激しくなるはずで、今年のACL東アジア地域の戦いはこの3つの国がリードしている。