スイスを拠点とするサッカー調査機関『CIES Football Observatory 』は、2013年から2018年の平均観客動員数ランキングを紹介した。リーグ別、クラブ別に紹介されているのだが、これで分かるのはブンデスリーガの熱狂ぶりだ。
まずリーグの平均観客動員数ランキングは、以下の通り。
10位:ブンデスリーガ2部(ドイツ) 18,814人
9位:エールディヴィジ(オランダ) 19,154人
8位:MLS(アメリカ) 21,368人
7位:リーグ・アン(フランス) 21,556人
6位:中国スーパーリーグ(中国) 22,594人
5位:セリエA(イタリア) 22,967人
4位:リーガMX(メキシコ) 25.582人
3位:リーガ・エスパニョーラ(スペイン) 27,381人
2位:プレミアリーグ(イングランド) 36,675人
1位:ブンデスリーガ(ドイツ) 43,302人
注目すべきは、ブンデスリーガ2部が10位に入っていることか。2部でもブンデスリーガの盛り上がりは特別で、チームの順位に関わらず異様な空気がスタジアムを包む。
またアメリカのMLSが上がってきているのも面白い。2026年にはアメリカ、カナダ、メキシコの3国共催でのワールドカップも決まっており、一気にサッカー熱爆発となるかもしれない。
欧州4大リーグの1つでもあるセリエAがトップ4から漏れているのも特徴的か。メキシコといえば本田圭佑がプレイしていたパチューカも有名だが、メキシコの熱狂ぶりもかなりのものがある。
ちなみに、日本のJリーグはイングランド2部の1つ下の12位に入っている。平均観客動員数は18,227人だ。
次にクラブ別の平均観客動員数ランキングだ。
10位:アトランタ・ユナイテッド(アメリカ) 51,547人
9位:シュッツトガルト(ドイツ) 52,012人
8位:ハンブルガーSV(ドイツ) 52,349人
7位:アーセナル(イングランド) 59,793人
6位:シャルケ(ドイツ) 61,328人
5位:レアル・マドリード(スペイン) 69,822人
4位:バイエルン(ドイツ)73,781人
3位:バルセロナ(スペイン) 74,876人
2位:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 75,218人
1位:ドルトムント(ドイツ) 80,230人
やはりと言うべきか、ドルトムントは圧倒的だ。日本代表MF香川真司も雰囲気に惚れ込んでいたが、ドルトムントのサポーターはいかなる時もチームを鼓舞している。現在2部で戦うハンブルガーSVが入っているのも特徴的で、現在このクラブでは酒井高徳、伊藤達哉がプレイしている。
またJリーグのクラブでは浦和レッズが36,468人で48位に入っている。浦和も熱いチームで、その空気感はJリーグ屈指のレベルにある。埼玉スタジアム2002の威圧感は世界に誇れるものと言えるだろう。