18回・5時間35分の死闘 ジャイアンツがサヨナラ勝ち

【ロッキーズ2-3xジャイアンツ(延長18回)】@オラクル・パーク

ジャイアンツが本拠地球場史上最長タイとなる延長18回の死闘を制し、ロッキーズを相手に3対2でサヨナラ勝ちを収めた。6回裏にジャイアンツがジョー・パニックの犠牲フライで2対2の同点に追い付き、試合はそのまま延長戦に突入。ロッキーズが10回表、11回表と2イニング連続で勝ち越しの好機をモノにできず、試合は18イニングに及ぶ長期戦となり、最後は一死満塁からエリック・クラッツの打球がフィールダース・チョイスとなってスコアボードに試合終了を告げる「1」が刻まれた。

ジャイアンツの9番手として2回5奪三振無失点の好投を披露したトラビス・バーゲンが今季2勝目をマークしたが、バーゲンはジャイアンツの最後のリリーバーであり、クラッツが凡退すれば高校時代の2012年以来となる打席に立つ予定だった。しかし、クラッツがロッキーズの内野5人シフトを破ろうかという強い当たりを放ち、一二塁間の守備に就いていた「中堅手」のイアン・デズモンドの本塁への送球をキャッチしたクリス・アイアネッタの足がホームベースから離れてジャイアンツがサヨナラ勝ち。バーゲンが打席に立つことはなかった。「死ぬほどビビっていたよ。初球を振ろうかどうか考えていたんだ」とバーゲン。チームの勝利を見届けたその表情には安堵が浮かんでいた。

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