比嘉勉、県勢最高11位 手嶋、シニア初参戦でV 金秀シニア沖縄OP

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 ゴルフの国内シニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープンゴルフトーナメント2019」は13日、名護市のかねひで喜瀬CC(シニア・6862ヤード、スーパーシニア・6326ヤード、いずれもパー72)で最終ラウンドが行われた。県勢トップは初日21位の比嘉勉(アコーディアゴルフかずさCC)が5バーディー、2ボギーとスコアを伸ばし、通算2アンダーの142で11位だった。優勝はシニアツアー初参戦の手嶋多一(ミズノ)が、2位に1打差の通算9アンダーでつかみ取った。県勢アマのトップは新城ディラン唯人(宜野座高2年)が通算1オーバーで27位だった。

◇比嘉、ベテランらしくしのぐ 沖縄の若手台頭に期待

 最終日のアウトスタートの比嘉勉(アコーディアゴルフかずさCC)は前半から波に乗った。出だしの1番や7番でバーディーを決める。9番はピンまで約9メートルの下り、ややスライスしたパッティングをきれいに沈めると、観客からの拍手に手を上げ、小さくうなずいた。後半はバーディーもボギーも各二つ。パッティングが思わしくなかったが「40年ゴルフをしていればこういう日もある」と、シニアの大会らしくやや達観した様子で語った。

 最終日はアイアンがピンそばに決まることが多かったが、10~13番は「ワンピンだが3メートルが外れたり、ピンに当たって戻ってきたり」。それでもベテランらしくパーセーブでしのいだ。

 中学時代に沖縄市から東京都に引っ越し、高校からゴルフを始めて40年。今は千葉県でレッスンプロをしながらシニアツアーに出場する。「年を重ねれば本業も大事になる。これからは少ないチャンスを生かして、これから続くゴルフ人生を良いものにしたい」と語る。

 県勢の若手選手の台頭を期待し「ものすごくうまくならないといけないのがプロの世界。さらに、継続することが大事」と、厳しい現実を知るベテランとしてエールを送った。(嘉陽拓也)

◇安定感で躍り出る 手嶋「最高です」と笑顔

 シニアツアーデビュー戦となった手嶋多一は、初日首位の倉本昌弘や河村雅之ら最終組で首位争いを繰り広げた。その中で16番までは河村の優勝が濃厚だったが河村がペースダウンすると、安定感のあった手嶋が最終盤で首位に躍り出て優勝を手にした。「最高です。優勝するゴルフができるとは思ってなかったので」と笑顔を見せた。

 最終日は出だしで緊張したが1、3、4番でバーディーを決めると、後半も12、17番でバーディー。

 高麗芝のグリーンは「読めていましたし、こういうグリーンは好き。九州出身なので」と語った。

 1999年に優勝したファンケル沖縄オープン以来の栄冠に「レギュラーもシニアも沖縄で優勝できて最高です」「来年もまた参加したいです」と笑顔で語った。(嘉陽拓也)