FC琉球、土壇場追い付く 東京Vに1―1 J2第9節

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 サッカー明治安田J2の第9節、FC琉球は13日、東京都調布市の味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦した。琉球は前半に失点するも土壇場で追い付いて1―1で引き分けた。琉球は細かくパスを回しシュートまでの形をつくるが、守備ブロックを敷く東京Vに阻まれる。前半は39分に失点をしてしまう。交代カードや布陣を変えて攻め入った後半のロスタイム、ペナルティーエリア付近のこぼれ球を上里一将が振り抜き同点とした。琉球は次戦は21日午後1時から、鹿児島県の白波スタジアムで鹿児島ユナイテッドFCと対戦する。

(1)味スタ

東京V 2勝3分け4敗(9)

 1―1(1―0,0―1)

琉球 4勝4分け1敗(16)

▽得点者 【琉】 上里(1)【V】 渡辺(1)

▽観客 4847人

◇上里 同点弾ねじ込む

 ここ4試合白星から遠ざかっている琉球。Jリーグ発足当初から加盟する「名門」東京ヴェルディに序盤から先制を許したが、攻め続ける姿勢を貫いた。後半ロスタイムに宮古島出身初のJリーガー、上里一将主将が、崖っぷちで同点弾をねじ込んだ。上里主将は「チームメートに感謝したい」と喜んだ。

 前半に先制を許し、0―1で迎えた後半は「(琉球は)受け身になったら弱い」(上里主将)。上門知樹、小泉佳穂を投入し、4―2―3―1から、4―1―4―1の布陣に変更。前線に勢いをもたらした。その後何度も決定機をつくるが、東京Vの堅固な守備ブロックに阻まれた。

 巧みなドリブルで突破した小泉がミドルシュートを蹴ったり、左SB徳元悠平のクロスから鈴木孝司がボレーを放つなど徹底的に攻め続けた。波状攻撃の末、相手守備がクリアしたボールを上里がダイレクトで蹴り込んで同点とした。

 粘りに粘って追いついたが、いまだ5試合は勝ち星がない。樋口靖洋監督は「どこのエリアをどのタイミングで崩すか。チームで共有しないと複数得点は難しい」と振り返る。次戦こそ「勝ち切るサッカー」で勝ち点3をつかみ取る。

◇勝たなければいけない

 樋口靖洋監督(FC琉球)の話 追い付いたのは評価できるが勝たなければいけなかった。ボールは握って動かせている。守備ブロックを敷くヴェルディに対して、もっと仕掛ける場面をつくらないといけない。崩し合いの中での連動性を高めていきたい。