ミュージカルクラス受講生募集 長崎、小中学生向け

原田さん(左)と久保田さん=長崎市、クボタホール

 音楽を通じた子どもの育成事業を展開している長崎市のNPO法人、プラスドリームは、長崎が舞台のオリジナルミュージカル上演に向け、出演者を養成する小中学生向けのミュージカルクラスを5月から開講する。17日から受講生の募集を始める。

 久保田千加代理事長(56)は「歌や踊り、演技を通じて自分を客観的に見詰め、人との関わりや柔軟な発想力をじっくり身に付ける場をつくりたい」と話している。

 同法人は2009年から昨年まで、生演奏の音楽朗読劇やミュージカルを上演。今年はオリジナルミュージカルの21年上演を目指す「夢ぷらすプロジェクト」を開始した。久保田さんは「個々のエネルギーを発散できるようなイベントにしたい」と意気込む。

 ミュージカルクラスは音楽やダンスの多彩な講師陣が指導。特別講師として「レ・ミゼラブル」のマリウス役などで活躍するミュージカル俳優、原田優一さん(36)を招く。原田さんは「自分を表現することほど面白いことはない。子役や演出家の経験も生かし、子どもたちと同じ目線でレッスンをしたい」と語る。

 場所は長崎市界2丁目のクボタホール。1カ月に1~3回程度開催。小学1~4年のキッズコースと小学5年~中学3年のジュニアコースがあり、定員は各25人。先着順。申し込みはプラスドリームのホームページの専用フォームから。問い合わせは事務局(電080.3994.7555)。

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