新幹線長崎ルート 一部負担に改めて難色 佐賀県分、中村知事会見で

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 九州新幹線長崎ルートの建設を巡り、未着工区間の新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)間をフル規格で整備した場合の佐賀県の財源負担を長崎県が一部肩代わりすることについて、中村法道知事は15日の定例会見で、「単なる負担の肩代わりは難しい」と改めて難色を示した。

 中村知事は9日、同ルートの整備方式を話し合う与党検討委員会に出席し、全線フル規格での整備を要望。佐賀県の負担を一部肩代わりすることについては「ルールを超えた負担はしっかりとした説明が必要。そうでないと県民の理解が得られない」とくぎを刺していた。

 中村知事は会見で、一部肩代わりについて「どういう点に着目し、どういった要素で、どのくらいの負担が求められるか、(検討委に)しっかり議論、提言いただくべきだ」と強調。「県民にしっかり説明して理解を得ていかないと難しい課題」と述べた。

 新幹線が整備された場合に並行在来線となる同区間については、佐世保線の利用者が増えている上、唐津線、長崎線、佐世保線を結ぶ重要な幹線との認識を示し、「経営分離されると三つの路線がどう確保されるか非常に懸念される。JR九州で経営を維持してもらう必要があるのでは」と述べた。