佐世保も8年ぶり舌戦 現職と新人一騎打ち

候補者の第一声に耳を傾ける支持者=佐世保市内

 ■田中候補 

 無所属新人の田中隆治候補(75)は市役所近くで第一声を上げ「経済を活性化させるために沿岸漁業の振興を図る」と主張。稚魚や稚貝を佐世保港などに放流し、養殖や品種改良をして、ブランド魚介を開発すると表明した。

 自ら選挙カーを運転してポスターを張って回り、各地で演説。妻、娘とともに支援を呼び掛けた。夕方にフェリーで出身地の宇久町に向かった。

 ■朝長候補 

 無所属現職の朝長則男候補(70)は下京町の公園で出陣式を開いた。人口減少対策として八つの重要施策などを継続するとし、「佐世保の成長の可能性を形にする」と決意表明。水源対策の石木ダム建設は「県と一体となって進める」と力を込めた。

 夕方には市中心部のアーケードで運動員を連れて練り歩く「桃太郎作戦」を展開。通行人らと握手をして支持を求めた。

© 株式会社長崎新聞社