福島の登山愛好家グループが阿蘇西小訪問 地震が縁、笑顔で交流 

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ゲームで交流する原町山遊倶楽部のメンバーと阿蘇西小の児童たち=阿蘇市

 福島県南相馬市の登山愛好家グループ「原町山遊倶楽部」のメンバー22人が15日、熊本県阿蘇市の阿蘇西小を訪問、児童たちと交流した。同小は熊本地震で校舎が損壊。今春、建て替え工事を終えて、新校舎での生活をスタートさせたばかり。

 熊本地震後、同倶楽部から同小に寄付が届いて以来、両者は手紙のやり取りをするなど交流を続けてきた。同倶楽部の寄付は、東日本大震災の時に熊本から受けた支援の恩返しだったという。

 この日は「相馬盆踊り」やゲームを一緒に楽しんだ。児童らはメンバーに抱きつくなど大はしゃぎだった。

 同倶楽部の小山隆代表(76)は「新しい校舎で勉強や運動に励んでください。遠く離れていても近い存在です」とあいさつ。6年の岩下葵君は「皆さんのように誰かのために行動できるようになりたい」とお礼を述べた。

 同倶楽部は福島県の民芸品「起き上がり小法師[こぼし]」を贈り、国天然記念物の三春滝桜(福島県三春町)を由来とする桜の苗木3本も植えた。(山下友吾)

(2019年4月16日付 熊本日日新聞朝刊掲載)