千葉ジェッツ、1万人規模アリーナ建設 中長期戦略・ミクシィ提携で資金

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新アリーナの内観イメージ(千葉ジェッツふなばし提供)

 バスケットボール男子、Bリーグ1部の「千葉ジェッツふなばし」(船橋市、島田慎二社長)は14日、中長期の経営戦略を発表し、新本拠地となる収容1万人規模のアリーナ建設を目指すことを明らかにした。建設場所や時期は未定。費用の支援を受けるため、IT大手「ミクシィ」と業務資本提携を結んだ。ミクシィは球団運営会社の過半数の株式を取得する。建設は球団が主体となり、ミクシィ以外のパートナーも募る方針という。

 昨季のチャンピオンシップで準優勝した千葉は、リーグトップの集客力を誇る。本拠地として使用している船橋アリーナ(船橋市、約4200席)と千葉ポートアリーナ(千葉市、約7500席)は満員となることが多く、球団によると、チケットが手に入らないなど来場者の満足度向上に制約がかかっているという。

取材を受ける千葉ジェッツふなばしの島田社長=14日、船橋市の船橋アリーナ

 新アリーナは、バスケだけでなく、音楽ライブなどのエンターテインメント用途も想定。建設には多額の投資が必要で、単独で実現することは不可能と判断して支援者を探していたところ、ミクシィが名乗りを上げた。両者は2017年から「パートナーシップ契約」を締結していた。取材に応じた島田社長は「クラブの勢いがある時に勝負して、さらなる成長を目指す」と強調。「株式の過半数を(ミクシィに)持ってもらうことになる」と明らかにした上で「アリーナの建設と運営は球団が行う。船橋に造りたい」と語った。

取材を受けるミクシィの木村社長=14日、船橋市の船橋アリーナ

 発表に同席したミクシィの木村弘毅社長は「ジェッツが主役。市民のために、全力でサポートしたい」とコメント。球団運営会社の株式の過半数を取得することについては「グループ会社となってもらうことで(ミクシィとしても)積極的に取り組める。(建設費用は)アグレッシブな額になるのでは。スポーツ事業は、ゲームに代わる事業にすべくがんがん投資したい」と述べた。

 Bリーグの大河正明チェアマンは「行政が(アリーナを)造ってお借りするという発想じゃなく、ソフトとハードを一体経営する。バスケットでは日本初のモデルになると思う」と期待を口にした。