ブリュワーズ・イェリッチが3本塁打7打点の大暴れ

【カージナルス7-10ブリュワーズ】@ミラー・パーク

粘りを見せ、4点差を追い付いたカージナルスの望みを、昨季のナ・リーグMVP、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)がひと振りで打ち砕いた。カージナルスが6対6の同点に追い付いた直後の6回裏、ブリュワーズは一死一・二塁のチャンスを作り、イェリッチがこの試合2本目の一発となる7号勝ち越し3ラン。8回裏にもダメ押しの8号ソロを放ち、3本塁打7打点の大活躍でチームを勝利に導いた。5番手として1回2/3を無失点に抑えたジュニア・ゲラが今季初勝利。カージナルスは先発のダコタ・ハドソンが4回途中6失点でノックアウトされ、一時は同点に追い付いたものの、イェリッチを抑えることができなかった。

試合開始前の時点でOPS1.064をマークしていたイェリッチだが、本人は自分のスイングに納得していなかった。そのため、イェリッチは試合前に1時間にわたって打撃練習に取り組んだが、その成果が早速最高の形で結果となって現れた。ブリュワーズの選手による1試合3本塁打は、2016年5月7日(現地時間)のアーロン・ヒル以来3年ぶりであり、1試合7打点は2017年7月7日(現地時間)のヘスス・アギラー以来2年ぶり。この試合での活躍により打率は.354、OPSは1.233まで上昇し、あまり納得のいくスイングができていないなかで素晴らしい活躍を見せている。ナ・リーグMVPに輝いた昨季の大活躍はフロックではなかったようだ。

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