特攻の史実伝承へ、3施設が連携

福岡と鹿児島、共同研究や合同展

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特攻関連資料の共同研究などの連携協定を結び、握手する鹿児島県南九州市の塗木弘幸市長(中央)ら=16日午後、南九州市役所知覧庁舎

 太平洋戦争末期の旧陸軍特攻基地で、数多くの関連資料を保管・展示する大刀洗平和記念館(福岡県筑前町)と、知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)、万世特攻平和祈念館(同県南さつま市)の3施設が16日、収蔵資料の共同研究や合同企画展などを巡る連携協定を結んだ。伝え手が減り、記憶の風化が課題となる中で、史実伝承のための協力態勢を整える狙いがある。

 知覧特攻平和会館の朝隈克博館長(57)によると、戦争体験者の減少で資料の重要性は一層高まっている。

 協定は昨年秋ごろ、朝隈館長が発案した。平和施設同士の連携は全国でも珍しいという。