衆院大阪12区補選に当選|藤田文武(ふじた ふみたけ)氏の経歴・政策は?

現職議員の死去にともなう衆議院大阪12区(大阪府寝屋川、大東、四條畷市)の補欠選挙(4月9日告示、4月21日投開票)に日本維新の会新人の藤田文武氏(38)が当選しました。

なお、同選挙には共産・自由の2党が推薦する元職の宮本岳志氏(59)、無所属で元職の樽床伸二氏(59)、自民党新人で公明党が推薦する北川晋平氏(32)が立候補していました。

大阪府寝屋川市出身、筑波大学卒業。保健体育科講師を経て起業

藤田文武氏は1980年12月27日大阪府寝屋川市出身、筑波大学体育専門学群卒業。2004年に大阪府立高校にて保健体育科講師として勤務、2005年にスポーツマネジメントを学ぶためにオーストラリアやニュージーランドへ渡航。2006年にスポーツマネジメント関連のベンチャー企業に勤務し、2008年には執行役員兼マネジメント事業本部長に就任しました。2010年に独立し、スポーツ・健康・医療・介護・福祉・教育・ITの各分野で事業を展開する会社を設立しました。

維新政治塾(第1期生)、大久保秀夫王道経営塾(第3期生)、林英臣政経塾(第8期生)で学び、2017年に日本維新の会の公認候補として衆院選に出馬するも落選。2018年に日本維新の会衆議院大阪府第12選挙区支部長に再任されました。

藤田氏の政策とは

藤田氏は自らのホームページにおいて、以下の政策を公表しています。

◎基本政策

1.統治機構改革

・東京一極集中の打破、中央集権型国家から地方分権型国家へ
・首都機能を担える大阪・関西の役割強化
・地方が活力を取り戻し、自立するための道州制を目指す

2.行財政改革

・国民に負担を強いる前に、身を切る改革の徹底
・持続可能な小さな政府、テクノロジーを駆使した行政コストの削減
・財政の健全化、歳入庁の創設

3.教育改革

・幼児期からの教育無償化(経済格差による教育格差を無くす)
・グローバル人材、リーダー人材の育成
・日本人の心やアイデンティティ、郷土の文化を大切にする教育 ほか

4.税制・社会保障制度改革

・受益と負担の公平を確保する税と社会保障の一体改革
・法人税、所属税、消費税、相続税、資産課税の一体的大改革(「重税感」をなくし、公平かつシンプルな税制度へ)
・自助、共助、公助の役割分担を最適化する、持続可能な社会保障制度の再構築 ほか

5.経済政策

・地方の競争力を強化する経済政策・成長戦略の推進
・適切な規制緩和と権限移譲
・再チャレンジが活発化する雇用政策、徹底した就労支援 ほか

6.選挙制度、国会改革

・投票率の向上施策の推進(ネット投票の解禁等)
・非効率かつ前時代的な選挙制度、国会運営の抜本的改革
・議員定数の削減、一院制の検討

7.テクノロジー活用

・AI革命の推進
・政治行政分野における前時代的な仕組みから、テクノロジーを駆使し問題解決できる仕組みへの転換
・AI、ブロックチェーン、サイバーセキュリティ、ロボット、医療技術など最先端の基礎研究において、グローバル競争に勝ち切るための環境整備と徹底投資

8.外交、安全保障

・世界の平和と安永に貢献する外交政策
・日本の主権を守る防衛力強化
・インテリジェンス機能、サイバーセキュリティ機能の強化 ほか

9.憲法改正

・自主憲法の制定
・憲法9条の改正
・地方自治を定めた92〜95条の改正

10.大阪の発展

・地方創生を牽引する強い大阪へ
・大阪都構想の実現
・南海トラフ地震などに備える防災対策の強化

© 選挙ドットコム株式会社