国内初、がん免疫薬を肉腫に投与

遺伝情報に基づき選択

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 免疫の働きを利用するがん治療薬「キイトルーダ」が、希少がんの一種で筋肉や脂肪組織にできる肉腫の治療に使われたことが16日、国際医療福祉大三田病院(東京)への取材で分かった。

 キイトルーダは皮膚がんや肺がんなどの薬として承認されていたが、昨年12月、がんのゲノム(全遺伝情報)に遺伝子の複製ミスを修復する機能が低下する異常が見つかれば、臓器の種類によらず使えるようになった。この適応拡大に沿った肉腫患者への投与は国内で初めてという。

 三田病院の高橋克仁・肉腫センター長は「肉腫に限らず、こうした使い方が今後、広がるだろう」と話している。