中日、大野雄が573日ぶり白星 7回途中1失点で再び貯金1 DeNAは3位転落

573日ぶりの白星を挙げた中日・大野雄大【写真:福谷佑介】

昨季未勝利だった大野雄は2017年9月20日のヤクルト戦以来の白星

■中日 7-1 DeNA(16日・ナゴヤドーム)

 中日が快勝で、再び貯金を1とした。16日、本拠地ナゴヤドームで行われたDeNA戦。好調な打線が5回までに11安打を集中して6点を奪うと、先発の大野雄が7回途中5安打1失点の好投。チームは再び貯金1となり、昨季未勝利に終わった大野雄は573日ぶりの白星をマークした。

 3回、この日右手首の故障からスタメン復帰した平田が今季初アーチとなるソロ本塁打を放って先制。さらに、1死一、三塁から福田の犠飛、高橋の適時二塁打、阿部の右前適時打が飛び出してこの回一挙に4点を先行した。4回、5回、8回にも1点ずつを加え、リードを広げていった。

 先発の大野雄は、立ち上がりから150キロに迫る力強い真っ直ぐを軸に好投。2回に2つの四球でピンチを招いたが、連続三振で切り抜け、その後もゼロを並べた。6回には連打で無死一、二塁とされるが、DeNAの4、5、6番をねじ伏せて窮地を切り抜けた。左腕は1点を失った7回2死で降板となったが、5安打1失点の好投で、2017年9月20日のヤクルト戦以来となる、573日ぶりの白星をあげた。 

 DeNAは完敗で3位に転落。先発したドラフト1位ルーキー上茶谷が3回に一挙に4点を失うなど4回9安打5失点でノックアウトされ、プロ初勝利はお預けに。打線も中日先発の大野雄の前に走者は出すものの、1点が遠く、反撃できなかった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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