佐世保市のハウステンボス(HTB)は16日、独居高齢者らの見守りに活用できるコミュニケーションロボット「TELLBO」(テルボ)を5月末にも発売する、と発表した。家庭用ロボットを手掛けるのは初めて。親会社の旅行大手、エイチ・アイ・エス(HIS)の本社(東京)で会見した澤田秀雄社長は「将来的に数百億円から数千億円規模の事業にしたい」と語った。
ユカイ工学(東京)と共同開発した。クマの縫いぐるみの形で、専用アプリを使ってスマートフォンとの通信が可能。届いたメッセージは読み上げる。おなかのボタンを押すと、音声を録音して、送信できる。服薬など決まり事のお知らせや、ドアセンサーと連動して外出を知らせる機能もあり、離れた場所からの見守りに役立てる。
SIMカード対応で、携帯電話回線を使う。澤田社長は「十分成り立つ事業だ。改良を加え、進化させたい」と述べた。
価格は3万9600円(税別)で、別途通信料などがかかる。HTBホームページ内の専用サイトから購入できる。
HTB 高齢者見守りロボ発売 家庭用、来月末にも
- Published
- 2019/04/17 00:18 (JST)
- Updated
- 2019/04/21 21:16 (JST)
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