長崎・高比良 元氏(66)無所属・新 可処分所得を増やす

質問 (1)MICE(コンベンション)施設整備(2)新市庁舎整備(3)人口減少対策(4)平和関連施策(5)自己分析

 (1)佐世保市のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)や長崎市のジャパネットホールディングスによる集客施設が実現すれば、MICE施設は集客面で勝てず、無用の長物となる。市民の税負担も大きすぎる。計画地には国立の科学技術館を誘致し、国際会議場の機能も備えたい。

 (2)19階建ての新市庁舎はぜいたくで不要だ。旧県庁舎跡地で市民文化ホールと合築しコンパクトにする。併せて公共サービスやまちづくりは行政だけが担うのではなく、市民や団体、企業と連携し、小さな地方政府でありながら大きな自治体運営力を持つ新たな仕組みをつくらないといけない。

 (3)県と一体となり、海洋構造物の拠点づくりなど新たな産業力を生み出し、雇用の場を拡充する。住宅政策などを通じ市民が自由に使えるお金(可処分所得)を増やす。0~2歳児の保育料を半額にしたり、大学生に対する市独自の給付型奨学金を創設したりして、切れ目のない子育て支援を進める。

 (4)核兵器廃絶に向け、市民が世界に向けて思いを発信できる舞台を増やしたい。たとえば「高校生平和大使」の活動に対して、助成金を出すことなどを通して市民の平和活動を支援する。

 (5)趣味は仕事。まじめで勤勉、裏を返せば堅いと思う。もともと笑顔をつくるのが少し苦手なので、意識してつくるようにしている。

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