2町長、3町議選スタート 人口減対策などで論戦

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 統一地方選後半戦となる2町長選(東彼東彼杵、北松小値賀)と5町議選(西彼長与、時津、東彼川棚、東彼杵、北松小値賀)が16日告示され、各候補者は選挙カーで町内を駆け回るなどして人口減少対策などを訴えた。長与と小値賀の2町議選は無投票当選となり、地方議員のなり手不足の課題も改めて浮き彫りになった。

◎小値賀町長選 三つどもえの戦いに 

 小値賀町長選は3期目を目指す西浩三候補(73)に、元町職員の西村久之候補(61)、元国際協力機構(JICA)職員の小金丸梅夫候補(70)=いずれも無所属=の新人2人が挑む三つどもえの戦いに突入した。
 西候補は笛吹郷の選挙事務所近くで第一声。防風林の松くい虫対策に触れ、「一昨年ごろから被害がひどくなり、衆院議員らの協力で国の補助金をもらえた。今後、国や県とのパイプは重要」と継続を訴えた。
 西村候補は柳郷の柳地区住民センター前で出陣式。町立診療所の医師2人体制が必要だとし、「元号も平成から令和へ変わり、新しい行政(の実現)を、町民主役で頑張りたい」と刷新の必要性を説いた。
 小金丸候補は笛吹郷の商店街入り口近くでマイクを握り、住民の国際感覚を磨くため、ネーティブの講師を招き語学研修を実施していくことなどをアピール。「世界中から観光客を迎えたい」と声を張り上げた。

◎東彼杵町長選 刷新か、実績か 16年ぶり選挙戦

 16年ぶりの選挙戦となった東彼杵町長選は、町職員と町議の経験を生かし町政の刷新を訴える新人の岡田伊一郎候補(65)と、2期8年の実績を足場に続投を訴える渡邉悟候補(70)=いずれも無所属=が立候補し、5日間の舌戦の火ぶたが切られた。
 岡田候補は第一声で、町監査委員を務めた経験を基に「行政の無駄を省く」と訴えた。不在が続く副町長の設置や町職員の地元採用などを提言し、「今住む人も新しく住む人も大切にするまちを目指す」と言葉に力を込めた。
 渡邉候補は出陣式で、集まった支持者を前に「そのぎ茶」の2年連続日本一や公立中学校の統合などの実績をアピール。自身の給与削減を3期目も継続すると約束し、「(3期目で)地方創生の総仕上げを」と支持を呼び掛けた。