NHK職員を装い、預金額などを聞き出そうとする不審な電話が長崎県内で相次ぎ、長崎県警は特殊詐欺などの犯罪が強く懸念されるとして注意を呼び掛けている。
長崎県警生活安全企画課によると、NHK職員を名乗る男からの電話で、「1人暮らしのドキュメンタリー番組を制作するためにアンケートをしている」などとかたり、「1人暮らしか」「預金額はいくらか」などと個人情報を聞き出す手口だという。
今月12~15日、長崎、佐世保、大村各市の60~80代計10人から長崎県警に相次いで相談があった。本人や家族が不審に思い途中で電話を切るなどして現時点で被害は確認されていない。
長崎県警は「個人情報を聞いてくる電話には、最大の注意が必要」と警戒を呼び掛けている。