イェリッチ今季9号 カージナルス戦だけで8本目

【カージナルス4-8ブリュワーズ】@ミラー・パーク

2015年以来4年ぶりのポストシーズン進出を目指すカージナルスの前に、昨季のナ・リーグMVP男が立ちはだかっている。前日の試合で3本塁打7打点の大暴れを見せたクリスチャン・イェリッチは、この試合でも5回裏二死一・二塁のチャンスで右中間スタンドへ飛び込む9号3ラン。これで今季のカージナルス戦は全6試合で本塁打を放ったことになり、今季9本塁打のうち実に8本をカージナルス戦で放つという驚異的な「カージナルス・キラー」ぶりを発揮している。ブリュワーズはイェリッチの活躍もあり、8対4で勝利。6回途中2失点の好投を見せた先発のブランドン・ウッドラフが今季2勝目をマークした。

ブリュワーズはイェリッチの大活躍もあり、同地区ライバルであるカージナルスとの今季最初の6試合で5勝1敗。2019年シーズンはまだ始まったばかりだが、ブリュワーズの選手が単一シーズンでカージナルス相手に8本塁打を放つのは初めてのことである。イェリッチは直近2試合で10打点を叩き出しているが、これは対カージナルスの単一カードにおける球団新記録(従来の記録は2009年にケーシー・マギーが記録した9打点)。また、今季すでに9本塁打25打点を叩き出しているイェリッチだが、4月末時点での球団記録は11本塁打(2017年のエリック・テームズ)、26打点(2011年のプリンス・フィルダー)であり、両部門での記録更新が濃厚となっている。昨季後半戦からバットの勢いが止まらないイェリッチ。この勢いはどこまで続くのだろうか。

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