アナログ・高橋克実のデカすぎるスマホの文字に瀬戸康史「逆に見づらいでしょう?」

NHK総合で5月18日スタートの連続ドラマ「デジタル・タトゥー」(土曜午後9:00)の試写会が行われ、ダブル主演の高橋克実、瀬戸康史が出席した。

ドラマはインターネット上に悪意を持って書き込まれた誹謗中傷や個人情報など、入れ墨のようにいつまでも消えない“デジタル・タトゥー”をテーマに、デジタルに疎い50代の“ヤメ検弁護士”岩井堅太郎(高橋)と動画サイトで荒稼ぎする20代のYouTuber・タイガ(瀬戸)が、デジタル・タトゥーに苦しむ人々を救い出すストーリー。

SNSなどデジタルに疎い高橋は「物語は岩井がタイガの言っていることが全然理解できないところからスタートしますが、僕自身も出てくる言葉自体が分からないのでスマホで調べていく作業から始めました」と意気込んで撮影に臨んだようだが、「でも、ドラマも分からないなりに物語が進んでいくので、結局は分からないままでいいんだなと落ち着きました。途中からスマホで調べる抵抗もやめました」と結局は諦めたことを告白。瀬戸が「ちらっと克実さんの携帯を見たら、文字(のフォント)がめちゃめちゃデカかった。画面からはみ出すくらいで。あれじゃあ、逆に見づらいでしょう」と暴露すると、高橋は「あれでも(大きさが)足りないんですよ。あれでマックスだっていうから」と苦笑いする場面も。

一方で、高橋は「ネットがないとダメな世の中になっているが、字面だけでやりとりするのがとても怖いと思う。謝る時も字面だけではあまり伝わらない。『ごめんね』だけがいいのか、『笑』をつけた方がいいのか。だったら会った方が解決は早いと思う。伝えるスピードは速いけど、物事がもっとややこしくなると感じます。果たして本当に便利なのか、演じていてすごく感じました」とネット社会に警鐘を鳴らすと、瀬戸も「ソフトとかの操作の仕方さえ知っていれば、いろいろ特定できてしまう。それがめちゃめちゃ怖いなって。1話でもありましたが、制服からどこの学校かを特定することもできる。犯罪につながることもあると思う」と便利さの行き過ぎに疑問を呈していた。

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