上川隆也は“執事”そのもの! 佐藤二朗「僕の3000倍はしっかりしている」

テレビ東京系で4月19日よりスタートする金曜8時のドラマ「執事 西園寺の名推理2」(金曜午後8:00)の記者会見が同局本社で行われ、主演の上川隆也と共演の吉行和子、佐藤二朗が出席し、本作の見どころなどを語った。

同ドラマは、上川隆也演じるパーフェクトな執事・西園寺一が、主として仕える“奥さま”こと伊集院百合子(吉行)とともに、さまざまな事件を解決していくミステリードラマ。シーズン1からのレギュラー出演となる佐藤は、西園寺のことを「ただ者ではない」と感じている城南第一署刑事課の刑事・丸山昭雄役を続投する。

この日の会見では、イチゴをふんだんに使ったスイーツの数々をのせた「イチゴビュッフェ」も登場し、上川執事が吉行奥さまにスイーツをサーブする場面を披露。さらに記者へもサーブしてくれた。

上川のサーブする姿を見て、佐藤は「上川さんの執事は本当にそのものなんですよ。一緒に飲んだりしても非常に気さくな人ですけれども、少なくとも僕の3000倍はしっかりしていて、いろんなことを知ってるし。この間、みんなで焼き肉に行ったんですよ。上川さんだけ翌日撮影があるからといってウーロン茶で、後輩の僕とか浅利陽介とかが酒飲んでベロベロになってですね。最初のうちは後輩が焼き肉を焼いてたんですけど、最終的には焼くのも肉を取り分けるのもタレを補充するのも全部上川さんが1人でやってくれたんですよ。僕、上川さんと同じ誕生日で同じ血液型なんですけど、もう、星座占いと血液型占いは信用しないようにしてます(笑)」と上川との人間性の違いを自虐し笑いを誘った。

吉行も「(上川との共演は)初めてなんですけど、すごく心地良いんですよ。なんて言うのかしらね、ちょっと変わった人だなと思いました(笑)。なんだかいい気持ちになる人なんですよ」と人柄を絶賛。

シーズン2からの参加について「私、お金持ちの役ってやったことないんですよ(笑)。ハイソサエティーでしょ。ですからね、どうしたらいいのかしらっていうところから始まったんですけれど。それで私が何かを言うと必ず、この西園寺がかなえてくださるわけですよ、奥さまのために。何だか申し訳なくてね(笑)。『私でいいのかしら』っていう気持ちでやってるんです。でも何とか少しでもこの中に溶け込んで、すてきな奥さまになりたいって思ってるんですけど、ちょっと身につかないのよね(笑)」と笑顔で語ると、すかさず上川が「そんなことございません」とフォロー。

さらに吉行が「これが終わるころには、きっと私、これがクセになっちゃって、とても寂しい思いをするんじゃないかなと思うんです。誰も私なんかのためにやってくれる人はいないですから(笑)。それを恐れながら、この番組が長く続いたらいいなと思いながらやっております」と心中を明かした。

上川は「ぜひクセにしていただけるほどに、この作品が続けばと思います」と応じ、吉行の奥さまぶりについて「とてもかわいらしいんです。吉行さんの持ってらっしゃるかわいらしさが余すところなく出ているようにお見受けしておりまして。だからお仕えしていてお望みのかなえがいのある奥さまです」と話すと、吉行が「優しいんですよ、こうやってね(笑)」とうれしそうに返した。

シーズン2が決まった時の感想を上川は、「ファーストシーズンからキャストもスタッフも非常にいい団結力が生まれていたので、誰からともなく続きができたらいいというような話は聞こえてきていたんですね。それであまり間をおかず『西園寺』の続編が作られることが決まったというお知らせをいただきまして。現場の声が実現したことに喜びを覚えましたし、同時に実現には間違いなくお客さまのお声が強く後押ししてくださったのだろうということも感じました。作品がそれだけ皆さまのお心へ何かを残したり、また応援していただけるものとしてお届けできたという手応えを感じた瞬間であったことはとてもうれしかったですし、また、今回『2』に臨む大きな原動力をいただいたと思っています」と話し、本作に向けての新たな意気込みを感じさせた。

そして最後に「第1話の題材がマジックとイリュージョンで、ご出演いただく引田天功さんの繰り広げるイリュージョンがとても大々的なものなのに対して、私もささやかながらマジックをご披露申し上げているのですが、ここだけの話ですけれども、一切CGは使っておりません」と明かし見どころとしてアピールした。

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