【MLB】セールが開幕4連敗 防御率8.50と大不振「恥ずかしい。落ちるところまで落ちた」

ヤンキース戦に先発したレッドソックスのクリス・セール【写真:AP】

敵地ヤンキース戦で5回4失点も最速157キロ 球速アップに指揮官「本来の姿に近づいている」

■ヤンキース 8-0 Rソックス(日本時間17日・ニューヨーク)

 レッドソックスのクリス・セール投手が16日(日本時間17日)、敵地・ヤンキース戦で先発。5回7安打4失点と試合を作れず、今季4敗目を喫した。防御率8.50と不振にあえいでいる。セールはMLB公式サイトで「これは全くもって恥ずかしい。家族にとっても、チームにとっても、ファンにとっても。落ちるところまで落ちたってこと。もっと良い投球をしないといけないんだ」と振り返っている。

 セールは3回にルメイヒュー、ボイトの適時打で2点先制されると、4回にはフレイジャーの右中間4号ソロ、タッチマンの適時二塁打で追加点を許した。5回で6三振を奪ったものの、7安打4失点。チームは0-8で完封負けを喫した。

 開幕から4戦全敗。米メディア間では左腕の球速低下をささやかれている。それでも、3回7失点だったマリナーズとの開幕戦の平均球速92.1マイル(約148キロ)だったが、この日は平均95.4マイル(約154キロ)を計時。最速97.5マイル(約157キロ)をマークした。コーラ監督はMLB公式で「次回の登板で、彼が我々の望む投球をしても何の驚きもない。球の質自体は、最初の3度の登板と比較しても球速は出ているし、スライダーも遥かに良かった。彼は本来の姿に非常に近づいていると思う」と復調を期待した。

 チームの先発ローテではイオバルディが0勝0敗、防御率8.40。ポーセロが0勝3敗、防御率11.12と先発陣が不振を極めている。セールは「投球の面では、前より良かった。もっと良い投球をしないといけないけどね。結果が必要なんだ」とコメントしている。15、17年と奪三振王に輝き、12年から7年連続でオールスター戦に選出されている左腕。今後の巻き返しに期待したい。(Full-Count編集部)

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