高梁川へアユの稚魚3万匹放流 豪雨被災した総社の施設で育成

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体長10センチほどの稚アユを放流する神在小4年生ら

 高梁川漁協(高梁市鉄砲町)は、西日本豪雨で被災した同漁協の高梁川栽培漁業研究所(総社市下原)で育成したアユの稚魚を、今年初めて高梁川に放流した。

 同研究所は爆発したアルミ工場の近くにあり、川の濁流による浸水と爆発の被害を受け、ほぼすべての設備が破損、当時育てていた約15万匹が流出した。災害後、屋外の水槽を復旧させるなどして今年1月、県水産研究所と岩手県栽培漁協協会から稚魚を購入。現在、約130万匹を育てている。

 放流したのは、体長10センチほどに育ったアユ約3万匹。同市富原のそうじゃ水辺の楽校に15日、高梁川漁協や総社市の関係者のほか、近くの神在小4年生23人が集まって行った。児童は「元気でね」などと声を掛けながら、バケツに入った稚魚を次々に川に放した。

 女子児童(9)は「ピチピチはねてすごく元気よかった。大きくなってほしい」と話していた。

 高梁川漁協では、6月下旬までに管轄流域の20カ所で、計60万匹を放流する予定。アユ釣りの解禁は6月15日。