ロッテ岩下、6回1安打失点の好投で初勝利! 井口監督「次回もまた期待したい」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

昨年9勝15敗1分けと大きく負け越していたホークス相手にここまで4勝1敗

■ロッテ 1-0 ソフトバンク(17日・ZOZOマリン)

 ロッテは17日、ZOZOマリンスタジアムでソフトバンクと対戦。先発の岩下大輝投手が6回1安打無失点の好投で今季初勝利。チームは1-0で勝利し2連勝を飾った。

 ロッテ連夜の完封劇だ。先発の岩下が中5日で先発。145キロ前後のストレートを主体に強気のピッチングで、ソフトバンク打線を5回まで1安打無失点に抑える好投を見せる。

 岩下の好投に打線が奮起したのは5回。ソフトバンク先発・大竹耕太郎投手から1死一、二塁のチャンスを作ると、1番荻野が中前適時打を放ち、待望の先制点を挙げた。その後、岩下は6回まで投げ97球。4四死球と荒々しさを見せつつも、最後まで直球の勢いは衰えなかった。

 井口監督は1安打無失点の好投を見せた岩下に「押していくピッチングがどんどん出てきている。(今回も)いいピッチングをしてくれましたし、次回もまた期待したい」と、2試合連続の好投を評価した。中5日での登板を考慮し6回97球での降板となったが、次回は中6日での登板が予定されている。

 指揮官は「次はもうちょっとイニングを増やしていけたらと思いますし、最終的には昨日のワク(涌井)みたいなピッチングをしてくれたら」と、5年目右腕の可能性に大きな期待を膨らませていた。

 これで2夜連続の完封勝利。開幕当初から悩まされてきた先発投手陣もようやく形になってきた。「先発陣も落ち着いてきたというか、ゲームを作れるようになってきた。今は打線がうまく得点できていない部分も多いですが、1点をしっかり守りぬいて、今日は勝っていい試合だったと思います」と井口監督。

 昨年9勝15敗1分と大きく負け越していたソフトバンクを相手にここまで4勝1敗。2カード連続の勝ち越しを決めたロッテ。しかし指揮官は、目先の結果に気を緩めることはない。「(シーズン)トータルするとまだ借金をしている。なんとか5割に戻せるようにやっていきたい」と勝って兜の緒を締める。「マウエ↑」を目指す戦いは、まだ始まったばかりだ。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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