ワンピース像、益城町や南阿蘇村などに 熊本県が設置8市町村公表

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人気漫画「ワンピース」のキャラクター像設置について説明する蒲島郁夫知事=17日、県庁

 熊本県は17日、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」に登場する主人公ルフィの仲間のキャラクター立像を設置する8市町村を公表した。熊本地震の復興支援が目的で、被害が大きかった益城町や南阿蘇村、熊本市などが選ばれた。

 設置先とキャラクターは、熊本市(チョッパー)、益城町(サンジ)、西原村(ナミ)、南阿蘇村(ロビン)、阿蘇市(ウソップ)、大津町(ゾロ)、高森町(フランキー)、御船町(ブルック)。県は2019年度と20年度に4体ずつ設置する。19日に出版元の集英社と覚書を交わし、19年度分の4体を発表する。

 蒲島郁夫知事は、選考理由を「国内外から訪れる人の周遊のしやすさや、震災ミュージアムとの関連性を踏まえて決めた」と説明。「熊本の宝となる大事業が始まり、うれしく思う。設置されない自治体にも効果が波及する方法を考えたい」と述べた。

 仲間の立像設置場所は市町村から募集し、31市町村・51件の応募があった。県は点数化した審査で10市町村に絞り込み、今年3月に4パターンの配置案を公表した。

 県は復興の「ストーリー」として、地震の被害を受けたヒノ国(熊本)に上陸したルフィと仲間の「麦わらの一味」が、被災地の困り事をそれぞれの特技で解決する-などと設定。有識者の意見も聴き、市町村提案を重視した配置に最終決定した。

 県は、復興支援に取り組む作者尾田栄一郎氏(熊本市出身)への県民栄誉賞授与を記念して18年11月、ルフィの等身大ブロンズ像を県庁に設置。その後、仲間の立像設置も決めた。いずれも尾田氏の監修で、設置費用は尾田氏の寄付金を充てる。(野方信助)