佐世保・田中 隆治氏(75) 無所属・新 海洋資源供給基地に

質 問(1)人口減少対策(2)カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致(3)石木ダム建設事業(4)自己PR

 (1)市内の漁協所在地すべてに魚介類のふ化場を設置し、大村湾や佐世保港、九十九島一帯などに稚魚や稚貝を大量に放流する。成長した魚介類を捕獲して国内外に出荷すれば、世界的な海洋資源供給基地になる。沿岸漁業の振興により経済を無理なく活性化させ、所得を倍増させることができる。景気が回復すれば若者の就労者が増え、人口減少や過疎化の問題は解消される。
 (2)国際観光都市を目指すためにIRは必要なので、実現したい。カジノがないと魅力的な都市にならない。この機会を逃すと、次はいつチャンスがあるか分からない。漁業振興と並行して進めたい。
 (3)水は必要だが、今取り組むべきなのは経済の活性化だ。石木ダム建設にまい進はしない。当事者の意見を聞いていないので賛否の判断はできない。水不足を解消する方法がほかにあるのであれば、撤退してもいいと思う。
 (4)神戸大学で40年間、船のプロペラと水との間のエネルギー変換について研究し、100回以上海外で発表をした。この経験を生かし、佐世保を国際観光都市にしたい。(朝長氏以外に)誰か立候補しないか告示直前まで待っていたが、いなかった。このままではだめだと思い、立ち上がった。議員経験はないが、現職に挑む怖さはない。佐世保をよくするために何をするべきか訴えていく。

© 株式会社長崎新聞社