【日本全国】一度は行ってみたい美しすぎる日本の図書館5選

「建築に興味がある」、「旅先で図書館を訪れるのが好き」という方に、ぜひ訪れてほしい美しい建築デザインの図書館をご紹介。

1. 国際教養大学 中嶋記念図書館(秋田)

すべて英語で行う少人数制の授業、海外留学の義務付けといった、独自のカリキュラムで注目される「国際教養大学(AIU)」。そのキャンパス内にあるのが、秋田の自然と伝統を生かした空間づくりを意識して設計されたこちらの図書館。伝統技術を駆使した円形の傘型屋根や、ふんだんに用いられた秋田杉の美しさが印象的!グローバルな教育方針を掲げる大学だけあって、75,000冊の蔵書のうち約6割を洋書が占めています。AIUの学生は、なんと24時間365日利用可能。決められた時間内なら一般利用者も自由に出入りすることができます。

2. 金沢海みらい図書館(石川)

金沢市西部にある公共図書館。真っ白い大きな箱のような外壁に約6,000個の丸窓が配置された斬新なデザインで、国内外からの注目を集めています。米国旅行ガイド・フォダーズの「世界の魅力的な図書館ベスト20」に選出されるなど、建築・デザイン関連の賞も多数受賞。2階から3階は大きな吹き抜けがあり、柔らかな光に満たされた開放感で静かな時が過ごせます。晴れた日の空の青、淡い夕焼けのグラデーションなど、丸窓から見える景色も楽しんで。Wi-Fiあり。

3. 国立国会図書館 国際子ども図書館(東京)

日本初の国立児童書専門図書館。2つの建物から構成され、なかでも「レンガ棟」は東京都の歴史的建造物に指定されています。1906年に帝国図書館として建てられたルネッサンス様式の建築を生かしたもので、緩いアーチの大きな開口部が特徴。「国際子ども図書館」開館に際し、世界で活躍する建築家・安藤忠雄らによって改修・増築され、石とレンガ造りの既存建物を貫くようにガラスボックスが配されたデザインに。吹き抜けの「大階段」や、世界の地理、歴史、民族を紹介する資料がそろう「世界を知るへや」などは、補修のみにとどめられているため、今なお創建当時の雰囲気を感じることができます。

4. 武雄市図書館(佐賀)

画期的な取り組みで注目を集めているのが、佐賀県武雄市が運営する図書館です。「TSUTAYA(※)」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブに業務委託し、図書の貸し出しのほか、書籍・雑誌などの販売も実施。コーヒーチェーン「スターバックス」が併設されており、コーヒーを飲みながらの蔵書・販売書籍の閲覧もOK。ここまでのサービスを行う公立図書館は全国でも初めてなんですよ。大きな天窓を設けた館内は、自然光を取り入れた明るい空間。木材に黒鉄を組み合わせた内装、アーチ状の美しい書架など、洗練されたデザインにも注目です。Wi-Fiあり、電源使用可。

※映像・音楽ソフトレンタルの日本最大手チェーン。書店事業も行っている。

5. 雲の上の図書館(高知)

雄大な四国カルスト(※)に抱かれた高知県梼原(ゆすはら)町。町面積の約9割を森林に覆われた、人口3,000人ほどの小さな町にオープンした図書館です。デザインは、2020東京五輪の主会場・新国立競技場の設計者である建築家・隈研吾氏によるもの。地元の木材が活用された、木の温もりあふれる空間となっています。館内は入口で靴を脱ぐスタイル。飲食・おしゃべりOKのスペースや、広めのキッズコーナーもあるので、子ども連れでも訪れやすいのがうれしい!このほかにも隈氏設計の建築物が町内に5施設あるので、あわせてチェックしてみては?

※愛媛県と高知県との県境にあるカルスト台地

いかがでしたか?街から離れた場所にある図書館もありますが、いずれもわざわざ訪れる価値あり!ぜひ実際に訪れて、その美しさを体感してくださいね。

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