これを知っておけば安心!日本の漢字(ドラッグストア編)

日本を訪れるなら「ドラッグストアで買い物」がしたい!という方は多いですよね。そこで今回は、お店での商品選びの際に役立つ「漢字」についての情報をお届け!よく使われている漢字をジャンル別にご紹介します。

薬・ドラッグストアを表す漢字

日本で「薬」が買える場所といえば「ドラッグストア」ですが、そのほかに薬を扱うお店として「薬局」が挙げられます。ここでは、それらを表す漢字やその違い、「薬」に関する漢字やその豆知識をご紹介!

・薬

一般に、病気の治療・診断・予防に用いられる薬剤のことを指します。

・医薬品

病気の治療・診断・予防に用いられる薬剤は、法律で「医薬品」として定義づけられており、さらに下記の3つに区分されます。

医療用医薬品
購入の際、医師の処方箋が必要な医薬品。

一般用医薬品
医療用に比べて薬の有効成分の含有量が少ない医薬品。市販薬とも呼ばれ、自分で選んで買うことができます。副作用の程度などに応じて、購入時に薬剤師からの指導・情報提供を受ける必要がある場合も。

要指導医薬品
医療用医薬品から市販薬に転用されたばかりの医薬品で、購入時に薬剤師から指導・情報提供を受ける必要があります。

・医薬部外品

医薬品ではありませんが、それに準ずるものとして区分されているもの。効果・効能の認められた成分も含まれていますが、医薬品に比べ作用が穏やか。薬局やドラッグストアのほか、一般小売店でも販売されています。

・処方箋

医師が患者に投与する薬について薬剤師に指示する文書。

・薬局

薬剤師が常駐しており、「医療用・一般用・要指導医薬品」の販売ができるお店。

・調剤薬局

医師の発行する処方箋に従って調剤を行う薬局のこと。正式には「保険薬局」と呼ばれています。

・ドラッグストア

医薬品のほか、化粧品や衛生用品など健康・美容に関する商品、日用品、食品なども購入できる幅広い品ぞろえが特徴。
薬局としての機能を持つ店舗と、そうでないものの2種類があり、取り扱うことのできる医薬品が異なります。前者では薬剤師が常駐している時間であれば、「医療用・一般用・要指導医薬品」が購入可能。後者は薬剤師からの指導を受ける必要のない「一般用医薬品のみ」とされています。

商品の名前

次に、薬の種類を表す漢字をご紹介。これをチェックしておけば、パッケージに書かれているこれらの文字から、何の薬なのかが判断できます。

・目薬

眼病の予防・診断・治療などに用いる点眼剤。

・風邪薬(かぜ薬)

風邪による諸症状(主に呼吸器系の炎症)を緩和する目的で用いられる薬。

・胃腸薬

胃腸疾患(胃腸炎、胃酸過多、胃痛、下痢、食欲不振、食中毒、消化不良、腹痛など)に効果のある薬。

・乗物酔用薬

乗り物酔いを予防する薬。

・下痢止め

下痢をとめるために用いる薬。

・水虫薬

水虫(皮膚糸状菌(白癬菌など)が指の間や足の裏に感染して起こる皮膚疾患)の治療薬。

・サプリメント

不足しやすい栄養素を補うための栄養補助食品。
※医薬品には含まれません。

薬の形状

薬の形状を表す文字には、以下のようなものがあります。

・カプセル
・錠剤
・顆粒
・塗り薬

どんな症状向けか

ひと口に「○○薬」と言っても、症状によって選ぶべき商品は異なります。ここでは、「風邪薬」や「目薬」のパッケージによく見られる、症状を表す漢字を紹介します。

風邪薬によく使われる漢字

・発熱
・のどの痛み
・咳
・鼻水
・鼻づまり

目薬によく使われる漢字

・ただれ
・乾燥
・炎症
・かすみ
・痒み(かゆみ)
・乾き(かわき)
・充血
・疲れ
・疲労
・ものもらい
・結膜炎
・なみだ目

成分など

パッケージには、どんな効果をもたらす成分が含まれているかが書かれています。下記はその一例です。

・保護成分
・抗菌
・潤い(うるおい)
・修復
・冷感(クール)

その他

そのほかドラッグストアで見かける漢字には、このようなものもあります。

・予防

病気を防ぐための医薬品や、何らかの症状を予防する製品に記載されています。

・詰替

この漢字が表記されている商品は「詰め替え用」です。容器が付いていないので購入の際は要注意。

・免税

免税で買い物ができる店舗も多いドラッグストア。お店によっては免税専用レジカウンターなども設置されています。

漢字のほか、ドラッグストアでよく使われている「ひらがな」「カタカナ」表記も交えてご紹介してみました。お買い物に出かける前にぜひチェックしてくださいね。

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