ツシマヤマネコ 対馬・雞知で初確認

 環境省は16日、対馬市南部の下島にある美津島町雞知(けち)地区でツシマヤマネコのふんが見つかり、生息を確認したと発表した。北部の上島に比べ、住宅地が多い同地区での確認は初めて。
 ふんは、昨年12月に同省職員が山林内で発見。県環境保健研究センターがDNAを分析し、雄のふんと判明した。
 同省は、昨年度から実施している第5次全島生息調査を本年度中に取りまとめる予定。「近年は下島での生息確認が増えている。関係機関と協力しながら実態調査を進めていきたい」としている。

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