〔台湾地震〕台湾東部で震度7相当の揺れ、台北市内でビルが傾斜するなどの被害も(4/18)

台湾・中央気象局によると、現地時刻18日13:01頃(日本時間18日04:01頃)、台湾東部・花蓮県を震源とするM6.1の地震が発生しました。この地震で、花蓮県銅門では、現地の震度階級で震度7級の揺れを観測したほか、花蓮県太魯閣と西林で震度6級の揺れを観測しています。
台湾の震度階級「中央気象局地震震度分級表」によると、震度7級は日本の震度7と同一、震度6級は日本の震度6弱と6強を合わせた階級です。

現地報道によると、台北市内でも地下鉄が一時運転を見合わせたほか、中心部でビルの傾斜や道路の地割れが見つかるなど、震源から離れた地域でも被害が発生している模様です。

■震度5級以上が観測された地点(台湾・中央気象局)
【震度7級】
・花蓮県 :銅門
【震度6級】
・花蓮県 :太魯閣、西林
【震度5級】
・花蓮県 :秀林、花蓮市、西宝、水璉、和平
・南投県 :合歓山
・宜蘭県 :澳花、南山、南澳、武塔、牛鬥、冬山、内城
・台中市 :梨山、徳基
・新北市 :五分山

なお、この地震については、日本でも揺れが観測されています。気象庁によると、18日14:01頃、台湾付近を震源とするM6.4の地震があり、沖縄県与那国町で震度2の揺れを観測しました。
この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。

■発生事象
・発生日時 :4月18日14:01頃
・震源地  :台湾付近(北緯24.2度、東経121.7度、石垣島の西250km付近)
・震源の深さ:約20km
・地震の規模:M6.4(推定)

■震度2以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度2】
・沖縄県 :与那国町祖納、与那国町久部良、与那国町役場*

■津波情報
・この地震により、若干の海面変動が予想されるが、被害の心配はない。

<若干の海面変動が予想される沿岸(被害の心配なし)>
・宮古島・八重山地方
※今後2~3時間程度は若干の海面変動が継続する可能性が高い

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