横浜・MMに屋根なしバス 京急、20日から運行開始

みなとみらい21地区を走る「オープントップバス」=横浜市中区

 京浜急行電鉄は20日から、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で、屋根のない2階建てバス「オープントップバス」の運行を始める。「まちを楽しむ多彩な交通」の導入を目指す同市の公募で、同社の企画が採択された。東京五輪・パラリンピックに向け増加する訪日外国人客(インバウンド)を含めた観光客の取り込みを図る。

 日中のコースは、MM21地区周辺や横浜ベイブリッジを約80分掛けて回遊。開放的な空間の中でガイドから観光スポットの見どころや歴史について説明を受け、地上約3.5メートルの高さから横浜の魅力を感じることができる。夕方のコースでは約1時間、同地区や工場夜景などが楽しめる。

 インバウンドの増加を見据え、日本語、英語、中国語、韓国語に対応したスマホの観光案内アプリも配信する。

 18日開かれた記念式典で京急の原田一之取締役社長は、「新しいにぎわいの創出や観光促進を行い、さらなる地域の盛り上げに努めていきたい」と話した。

 土・日曜、祝日のみ運行。雨天・荒天時は運休。乗車料金は、大人1800円、小学生以下900円。4歳未満は乗車不可。問い合わせは、京急ご案内センター電話045(441)0999。

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