Jフォイル、点検中のドック公開 ハッチなどの「ゆがみ」露わに

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船尾などが損傷し、ドックで点検を行っているジェットフォイル「ぎんが」=18日、新潟市中央区

 佐渡汽船は18日、3月に佐渡市姫崎沖で水中浮遊物と衝突して損傷し、新潟市中央区の自社ドック内で修理中のジェットフォイル「ぎんが」を報道陣に公開した。損傷した右舷最後尾のハッチや船底のゆがみについて説明。衝撃を和らげるため、交換する予定の新型のいすのクッションも紹介し「安全対策の強化に向け作業を進めている」とした。

 「ぎんが」は3月9日、佐渡市姫崎沖で大型海洋生物とみられる物体と衝突。乗船していた125人中80人が重軽傷を負った。佐渡汽船は今月12日にぎんがを自社ドックに運び、船体の点検や修理を始めた。

 約1週間かけてほぼ点検が終了したことから18日、ハッチを外した船体の外観を公開した。佐渡汽船シップメンテナンスの天野明彦・取締役船舶整備部長によると、事故の衝撃で右舷後部の船底などがゆがんでいることを改めて確認したという。

 今後、根元が損傷した水中翼や船底の骨組みなどを取り換える方針で、約3カ月かけて修理をする。

 修理とあわせて交換する新型のいすの座面も公開。ウレタンの二重構造になっていて従来品より衝撃を25%ほど抑えられるという。佐渡汽船の土屋亨・総務部長は「船体の修理はまだ始まったばかりだが、安全第一で作業を進めていきたい」と話していた。