解体中の相原高跡地で電線盗難続発 リニア新駅予定地

橋本駅南口のロータリー。右奥の県立相原高校グラウンド地下にリニア神奈川県駅が作られる=2017年

 神奈川県教育委員会は17日、県立相原高校の校舎跡地(相模原市緑区橋本2丁目)で敷設済みの電線の一部が盗難に遭ったと発表した。少なくとも50本近くの電線が計100メートル以上切断されているとみられ、県教委は被害届を相模原北署に提出した。同署は盗難事件として調べている。

 県教委と同署によると、8日朝、工事業者が校舎跡地入り口の南京錠が壊され、校舎に電気を引き込んでいた電線がなくなっているのを発見。南京錠からチェーン錠に替えたが、13日朝、17日朝にも電線がなくなっていたという。

 同校跡地はリニア中央新幹線の神奈川県駅となる予定で、同校は3月末に職業能力開発大学校跡地(同区橋本台)に移転。校舎の解体工事が行われていた。

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