世界遺産登録「感無量」 五島 市推進協が解散

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 五島市世界遺産登録推進協議会(岩村進会長)は17日、解散した。当初の目的だった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が昨年実現したため。同日、市内で開いた第11回総会で決めた。

 行政や経済、文化などの関係団体でつくる同協議会は2009年に設立。地元信徒は当初から、マナーの悪い観光客が祈りの場を荒らすことへの懸念を示しており、同協議会は教会側との協議や見学マナーの周知など、「信仰の場の保全」と「観光振興」の両立に向けた調整役を担ってきた。解散後も引き続き、行政や観光、教会の関係者を交えた協議・調整の機会は設けられる。

 また、構成資産を案内するパンフレット作成など、広報事業については五島市が引き継ぐ。

 総会には同協議会の会員ら約30人が出席。岩村会長は「世界遺産登録を果たすことができて感無量。今後もこの遺産を生かし、輝かしい五島の未来が築かれるよう期待している」と締めくくった。