学校にペッパーがやってきた!

ペッパーとダンスを楽しむ児童=南島原市立南有馬小

 南島原市教委は2019年度、ソフトバンクグループの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を4台導入した。20年度に小学校、21年度に中学校でプログラミング教育が必修化されることから、論理的な思考力や問題解決能力の育成に前倒しで取り組む。市内の全小中学校計25校に巡回し、活用する。

 15日は、市立南有馬小(永田佳弘校長、205人)で記念のセレモニーがあった。6年生6人が制作したプログラムで、ペッパーが会話やダンスを披露すると、児童や教職員らから歓声が上がった。

 6年の竹下杜青君(12)は「意外と簡単だった。今度は学校行事を来校者に知らせるプログラムをペッパーに入れたい」と目を輝かせた。永田校長は「人工知能(AI)をうまく活用し、豊かな人間性と創造力を育む教育ができれば」と期待を寄せた。

© 株式会社長崎新聞社