コナン手旗で元気に出迎え 長崎帆船まつり開幕

「コナン」の手旗を振って帆船を出迎える子どもたち=長崎市、出島岸壁

 今年で20回目となる長崎帆船まつり(実行委主催)が18日、長崎水辺の森公園や出島ワーフなど長崎港一帯で開幕した。昨年より3隻多い国内外の計6隻が、女神大橋をくぐり姿を現すと、見物客から歓声が上がった。22日までの期間中、20万人の来場者を見込む。

 6隻のうち、ナジェジュダ、パラダ(ロシア)と、日本丸はいずれも全長100メートル以上の大型帆船。ほかに、観光丸とみらいへ、コリアナ(韓国)も寄港した。

 出島岸壁には、スマートフォンやカメラを構える多くの見物客の姿も。乗組員は笑顔で手を振ったり、マストに並ぶ登しょう礼を披露したりした。

 家族と訪れた大村市西三城町の杉山隼太郎ちゃん(5)は「みらいへがかっこよかった」と笑顔。夫婦で数年ぶりに足を運んだ長崎市若草町の佐々木秀雄さん(87)は「間近で乗組員と触れ合えてよかった」と話した。

 長崎水辺の森公園には、ハンモックやテントを設置した「くつろぎのエリア」が初めて登場。船内公開や体験クルーズも楽しめる。ライトアップは21日までの午後7時~10時。20、21日は各1300発の花火を打ち上げる。

 ■コナン手旗で元気に出迎え

 長崎港に姿を見せた帆船を、長崎市の出島岸壁の見物客らが「コナンの手旗」を振って出迎えた。

 6月29日から県美術館で開かれる「名探偵コナン 科学捜査展」を主催する長崎新聞社が提供した300本を、長崎帆船まつり実行委が配った。

 手旗は、主人公の「江戸川コナン」などのイラストが描かれたデザイン。見物客が、入港するたびに大きく振り「ようこそ」と元気よく声を上げていた。

 19、20、21日にも合わせて500本が配られる。

多くの市民らでにぎわう「長崎帆船まつり」=長崎市、出島岸壁

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