北陸ハーブの食品、化粧品を商品化 近江町市場で販売へ

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 北陸大が県内で自生する薬草を使って開発を進めてきた健康食品や化粧品が、商品化されることになった。同大薬学部の研究成果をもとに同大が、骨粗しょう症の改善効果が期待されるカワラケツメイや、抗菌作用があるクマザサを用いて計9品目を作った。「北陸ハーブズ」のブランド名で、28日から近江町市場などで販売する。

 カワラケツメイを使った健康食品「シャカ茶々」と、クマザサを生かした口腔(こうくう)ケア商品、ボディクリーム、ドライシャンプーが店頭に並ぶ。

 地域連携センター副センター長を務める武田幸男経済経営学部教授が薬学研究と連携しながら市場調査を行い製品化にこぎ着けた。

 健康食品は、骨の再構築を活性化する作用が確認されたカワラケツメイに、カルシウムを多く含む桑の葉、必須アミノ酸を含みスーパーフードとして知られる麻の実などを加えて、総合栄養バランス食品として仕上げた。青汁状で高齢者にも摂取しやすいという。

 釈迦(しゃか)が修行中に麻の実を食したことから「シャカ茶々」と名付けた。桑の栽培と養蚕を奨励した加賀藩前田家の逸話なども合わせてPRする。

 化粧品類は抗菌作用のあるクマザサのほか、北陸のハーブを使い、マウスウォッシュスプレーや歯磨きジェル、ボディクリームにした。金沢産ユズも加えた。

 アルコールや着色料などを使わず安全性にこだわり、ドライシャンプーは、天然素材のみで作られた商品としては国内初となる見込み。美容、健康への意識の高い人だけでなく、介護現場での利用も見込む。

 商品はいずれも同大の学生ベンチャー企業「サムライ金沢」が扱う。5月1日には近江町市場内で「シャカ茶々」のサンプル配布を行う。

 商品は中国や米国など海外市場から注目されており、武田教授は「北陸の薬用植物の効果を国内外に伝えたい」と話した。