メルセデスF1代表、フェルスタッペンに接触しているという報道を一笑「我々は自チームのドライバーに注力している」

 メルセデスF1代表のトト・ウォルフは、彼がレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにたびたび電話をかけているという報道について、マックスと彼の父親であるヨスとともに大笑いしたと語っている。

 ドイツの『Auto Bild』誌は最近、レッドブル・ホンダのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコの発言を引用し、この数カ月間ウォルフが頻繁にマックスとヨスに連絡をとっていると報道した。メルセデスはマックスとレッドブル・ホンダの状況について、注視しているのだという。

 中国でその件に関して尋ねられたマックスは、報道を即座に否定し、ウォルフは自分の電話番号すら知らないと主張した。これについてはウォルフ自身も認めている。

「我々3人ともこの件については大笑いしたよ」とウォルフはF1第3戦中国GPが行われた上海で語った。

「私はマックスの電話番号を知らないし、電話で彼と話したこともない。マックスがまさに言ったとおりだよ。ただ、私はヨスのことは昔から知っているし、彼のことを友人だと思っている」

「我々は自分たちの赤ん坊やゴーカートのことについて話し、赤ん坊をどのチームからいつゴーカートに一緒に乗せるかといったことを相談している」

「マックスや彼の契約についての話は一切していない。マックスはホンダとレッドブルの状況にしっかりとコミットしているからね」

 マックスは2020年末までレッドブル・ホンダとの契約下にあるが、契約にはパフォーマンス条項が設けられていると見られており、特定の状況下においては、彼が契約満了前にチームを離れることができる可能性がある。

 それが真実であろうがなかろうが、ウォルフはマックスを引き抜く計画はないと主張した。

「我々は自チームのドライバーに全力を注いでおり、ヨスともマックスとも、いかなる形の話し合いもする計画はない。この話がどこから出てきたのか私には分からないよ」

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