インターンシップ経験で就職内定率に差 リクルートキャリアが調査

株式会社リクルートキャリアの研究機関・就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの2020年卒大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施(集計対象/大学生1,021人・大学院生375人)。今回、その調査結果の一部を公表した。

調査によると、2019年4月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は22.2%だった。インターンシップ経験の有無別にみるとインターンシップ経験者は27.3%、インターンシップ未経験者は13.7%となった。

2019年3月末までの学生たちの各就職活動実施率を見ると、インターンシップ経験者は、「就職に関する情報を収集した91.3%」、「エントリーシートなどの書類を提出した89.0%」「自己分析をした83.6%」「適性検査や筆記試験を受けた83.1%」「スーツなど、就職活動に必要なものを購入した77.8%」。インターンシップ未経験者は「就職に関する情報を収集した79.6%」「適性検査や筆記試験を受けた51.4%」「エントリーシートなどの書類を提出した50.6%」「個別企業の説明会・セミナーのうち、Web上で開催されるものに参加した41.8%」「企業にエントリー(資料・情報の請求)をした37.5%」だった。

インターンシップ経験者は、「エントリーシートの提出」「適性検査の受検」などの選考参加に関する活動が未経験者と比べ高いなど、経験者・未経験者で就職活動の段階に違いがあり、現在の就職内定率の差につながっていると考えられる。

参考:【株式会社リクルートキャリア】就職プロセス調査(2020年卒)【速報版】「2019年4月1日時点内定状況」

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