アスレチックスが主砲・デービスと2年間の契約延長

日本時間4月19日、アスレチックスはクリス・デービスとの契約を2021年まで延長したことを発表した。2016年シーズン開幕以降、メジャーリーグで最多の本塁打を放っているスラッガーは、アスレチックスで長くプレイしたい意向を明らかにしていたが、球団がその希望に応える形で契約延長が実現。今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、2年間の契約延長により、2021年までアスレチックスの一員としてプレイすることになった。MLB公式サイトのジェシー・サンチェスによると、契約総額は2年3350万ドルであるという。

現在31歳のデービスは、今年のスプリング・トレーニング期間中に、アスレチックスで長くプレイしたい願望を持っていることを明らかにしていた。2016年にアスレチックスに加入したあと、3年連続で42本塁打以上を放ち、今季も両リーグ一番乗りで10号に到達するなど、球界を代表するスラッガーに成長を遂げたデービス。2021年まで今季を含めて3年間、アスレチックスの主砲として本塁打量産を継続することになった。

なお、今季終了後にフリーエージェントとなる予定だった(可能性のあった)選手のうち、デービスのほか、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、クリス・セール(レッドソックス)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)といった有力選手たちが次々に現所属球団との契約延長を成立させている。

「オークランドは僕にとって、移籍してきたときからずっと特別な場所なんだ。オークランドのファンの前でプレイするのが大好きだし、チームメイトは家族のような存在だ。オークランドに残りたいという願望をずっと隠してこなかったし、オークランドをホームと呼び続けることができるのは本当に嬉しいよ。このチームの未来は明るいし、その一員になれることに興奮している」と喜びを語ったデービス。2016年シーズン開幕以降に放った143本塁打は、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)の124本塁打を上回り、メジャーリーグ全体で最多の数字である。

オークランドで球界屈指のスラッガーに成長したデービスは、今後もオークランドのファンを沸かせるアーチを架け続けてくれることだろう。

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