春告げる山開き、パレードも 20、21日秦野丹沢まつり

昨年の「秦野丹沢まつり」で山伏の後を歩く集中登山隊=昨年4月、秦野市堀山下の県立秦野戸川公園

 丹沢の山々に春の訪れを告げる「第63回秦野丹沢まつり」が20、21の両日、県立秦野戸川公園(秦野市堀山下)などで開かれる。市や商工会議所などでつくる実行委員会の主催。両日ともアウトドアブランドや飲食ブースが出店するなど、多くの企画が用意される。

 21日は同公園で午前8時から「山開き式」を開催。観光和太鼓やアルプホルンの演奏の後、山伏が山門を開けるのを合図に、集中登山隊が大倉尾根から塔ノ岳に向けて出発する。菩提峠からも県山岳連盟と市職員の登山隊が表尾根を縦走し、塔ノ岳を目指す。

 市立西中学校のまつり会場では、市内のクラブに通う子どもたちや地元の高校生らによるダンスのほか、午後0時半からお笑いコンビ「U字工事」の漫才などが披露される。

 また同会場では午前11時から午後4時まで、縦3メートル、横幅7メートルのクライミングボードを登る登山体験のアトラクションもある。午後1時から3時半まで、市立西小学校から西中学校までの道のりを音楽隊や民謡踊りの列が練り歩く山開きパレードも催される。入場無料。問い合わせは、実行委(市観光振興課)電話0463(82)9648。 

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