オリ“長打しか打てない”杉本の通算成績が凄い 通算8安打は6本塁打&2二塁打

オリックス・杉本裕太郎【写真:荒川祐史】

18日の日本ハム戦で代打で出場し3号ソロを放った杉本

■日本ハム 7-3 オリックス(18日・ほっと神戸)

 オリックスの杉本裕太郎外野手は18日の日本ハム戦(ほっと神戸)で7回に代打で出場し3号ソロを放った。チームは3-7で敗れたが、プロ4年目の大砲候補はここまで放った3安打が全てホームラン、さらに通算でも全8安打が全て長打(本塁打6本、二塁打2本)と驚愕の成績を残している。

 杉本は2015年ドラフト10位でオリックスに入団。ルーキーイヤーの16年は1試合の出場に終わり3打数無安打に終わったが翌17年から“異質”ともいえる成績を残してきた。

 2017年9月9日の楽天戦(Koboパーク宮城)で「1番・中堅」でスタメン出場すると初回の第1打席でバックスクリーンへプロ1号を放った。プロ初安打が初回先頭打者ホームランという離れ業をやってのけた。だが、その年は9試合に出場し放った安打はプロ1号と二塁打の2本のみ、打率.118に終わった。

 昨年は7試合の出場に終わったが7月11日の楽天戦(楽天生命パーク)で1号満塁ホームラン、7月17日の日本ハム戦(京セラドーム)では2号満塁ホームランを放ち2試合連続で満塁本塁打を記録した。この年も放った安打は2本の満塁ホームランと二塁打1本のみだった。

 そして今シーズンは4月13日の西武戦(メットライフドーム)で1試合2本塁打、18日の日本ハム戦(ほっと神戸)では代打で3号ソロを放ち、ここまで放った3安打は全てホームランだ。

 現時点での通算成績は22試合出場、48打数8安打の打率.167、6本塁打、2二塁打、14打点。プロ入りしてから1本も単打を打っていない。昨年の契約更改では1軍定着を目標に掲げ「ホームランとツーベースしか打ったことがないので、来年は単打を打ちたい」と語っていたが、その“1本”はいつに出るのか注目だ。(Full-Count編集部)

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