昨季1勝14敗のロイヤルズ・ベイリーが好投で2勝目

【ロイヤルズ6-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ロイヤルズは新加入のベテラン右腕、ホーマー・ベイリーが6回3安打1失点の好投を見せ、ヤンキースに6対1で勝利。敵地でのヤンキース4連戦の初戦を制した。初回にアレックス・ゴードンのタイムリー二塁打で先制したロイヤルズは、1対1の同点で迎えた2回表にホルヘ・ソレアーの5号ソロで勝ち越しに成功。その後、4回表にライアン・オハーンの3号ソロ、7回表にウィット・メリフィールドのタイムリー二塁打とアダルベルト・モンデシーの犠牲フライ、9回表にまたしてもモンデシーの犠牲フライで着実にリードを広げ、3投手の継投で逃げ切った。好投したベイリーは今季2勝目をマーク。ヤンキースは先発のドミンゴ・ヘルマンが6回3失点と試合を作ったが、打線が4安打1得点と振るわなかった。

ノーヒッター2度、2ケタ勝利2度の実績を誇りながら、大型契約の期待に応えられずにレイズから放出され、ドジャースを経てロイヤルズに加わったベイリーが、早くも昨季を上回る2勝目をマークした。初回に一死から連打を浴び、グレイバー・トーレスの犠牲フライで1点を失ったものの、その後許したヒットは4回裏二死からクリント・フレイジャーに打たれた単打1本だけ。6回86球を投げて被安打3、奪三振6、与四球1、失点1という安定したピッチングでヤンキース打線を封じた。昨季は1勝14敗、防御率6.09という自己ワーストのシーズンとなったが、ここ2試合は7回2安打無失点、6回3安打1失点と見事なパフォーマンス。この活躍が続けば、カムバック賞の有力候補の1人となるかもしれない。

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