外交青書、拉致にらみ軟化

「北朝鮮へ最大圧力」削除

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 外務省が2019年版の外交青書の北朝鮮対応に関する記述を巡り、18年版にあった「圧力を最大限まで高めていく」との表現を削除することが分かった。複数の政府関係者が19日、明らかにした。態度を一定程度軟化させることで、日本人拉致問題解決に向けた歩み寄りを引き出す狙いがある。外交青書は23日の閣議で報告される。

 北朝鮮対応で日本政府は3月、昨年まで11年間続けてきた国連人権理事会での非難決議案提出を見送った経緯がある。外交青書の表現見直しも同じ融和路線の一環で、従来の「最大限の圧力」路線を修正した印象を与えそうだ。